2024年1月15日 東郷町不適切保育第三者委員会の報告書による提言がさまざまに取り上げられました。私は、第三者委員として、今回の不適切保育の検証を行いました。

毎日新聞2023年9月4日「子どもの自信が育つほめ方・叱り方」が紹介されました。

2022年6月3日 NHK総合「チコちゃんに叱られる」に出演しました。

2022年1月 NHKFM「トーキングウィズ松尾堂」に出演しました。テーマは「わらべうたとマザーグースをくちずさむ」

朝日新聞 2021年7月5日「落ち着きない子にわらべうた」として、山下のわらべうたの実践と『気になる子のわらべうた』(クレヨンハウス)が取り上げられました。

10月20日(火)キッズステーションでのわらべうた講演会、無事終わりました。

今回は、コロナ対策でソーシャルディスタンスをとっての開催。
また参加者は人数制限を行い、10組20人限定でしたが、参加してくださったのは、なんと5か月の子から、1歳の子どもたちとそのお母さんたち。やっぱり赤ちゃんは癒されますね。

2020年9月12日に東近江市でわらべうたの講座を行ったのですが、その時の記事が中日新聞に掲載されました。

コロナの時代、親子でさえもふれあうことにも躊躇してしまうことがあります。

わらべうたには、昔からの子育ての知恵が詰まっています。ぜひご家庭でもわらべうたを。

木枯らしが吹くような寒い季節にやってもいいわらべうたですね。
運動感覚を育てるわらべうたでもあります。

障がいを持つ子どもたちと共に生きる社会を目指して

シュタイナー治療教育家/保育カウンセラー/名古屋短期大学教授 
山下直樹

みなさんはじめまして。山下直樹です。今回、縁あって、こうしてホームページに自己紹介を書かせていただきます。

私は、2012年の4月から名古屋短期大学の教員として名古屋に赴任してきましたが、3月までは関東で、幼稚園・小中学校でスクールカウンセラーとして勤務していました。幼児から中学生くらいまでの子どもの発達をみること、子どもや保護者の方との相談・カウンセリング、学校の先生と連携し発達の気になる子どもたちや、障がいを持つ子どもたちとどのように教室で関わり、配慮していけばいいのかを話し合うことを主な仕事としていました。

 つまり、様々な障がいを持つ子どもを含めて、障がいの診断はないけれども発達の気になる子どもたち(以下、気になる子ども、と記します)とずっと関わってきました。

 共に生きるためのヒント

現代の社会では、異質なものはラベルを付けて排除する方向性がありますから、診断名ばかり取り上げて、騒ぎ立てることにあまり意味はありません。一方で、子どもに生じている困難を理解するためのキーワードとして、自閉症スペクトラム障がいなどの診断名を使うことは、時として必要なこともあります。私たちが「困った子だな」と感じるとき、それは「子ども自身が困っている」のです。そこを理解しつつ、共に生きること。そして互いに少しずつ「迷惑」をかけあいながら、気になる子どもたちとゆるやかに支えあっていくことが、共に生きるためには必要なのでは、と私は考えています。

 そうした理解の上で、気になる子どもたちとの出会いの場が必要です。気になる子どもたちは学校の中でも、地域社会でも困っています。彼らは「困った」と言葉で表現はしませんが、様々な場所で不適応を生じさせています。勉強が極端にできない、友達とうまくやっていけない、乱暴な言動を繰り返す。私はそのような子どもたちを目の当たりにすると、子どもたちが「僕たちは困っているから、手助けしてほしい!」という悲鳴のように感じられます。そんな彼らと出会い、場所や時間を共に過ごしながら、一緒に歩んでいくための場を作っていくことが必要であり、それが私たちの使命なのではないかと考えています。

 (名古屋YWCA機関紙604号 2012年8月・9月 1面記事を加筆修正)

*山下直樹プロフィール

1971年、名古屋生まれ。東京学芸大学障害児教育学科卒業後、渡欧。スイスにある治療教育施設ゾンネンホーフ附属治療教育者養成ゼミナールにて学び、1998年修了。幼稚園、小中学校の保育カウンセラー、スクールカウンセラーなどを経て、現在、名古屋短期大学保育科教授。常に保育現場を大切にし、今も定期的に各地の保育園にて、保育カウンセリングを行っている。著書に『気になる子どもとシュタイナーの治療教育』『もし、あなたが、その子だったら』(いずれも、ほんの木刊)、『「気になる子」のわらべうた』(クレヨンハウス)などがある。

このサイトでは、子どもの発達や障がい、保育カウンセリングや相談など、山下直樹の活動を紹介します。